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源氏物語 紫式部 瀬戸内寂聴訳

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。
で 始まる 源氏物語。
世界最初の長編小説として 類を見ないものである。

源氏物語〈巻1〉源氏物語〈巻1〉
(1996/12)
瀬戸内 寂聴

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高校の古典あたりでやるが、そのときには全然おもしろくない。
それは原文解釈から始まって、古文の文法をやるからである。

非常に無意味で退屈だ。

シャーロックホームズをまず英文原文の読みと文法から始めるようなものである。
われわれは、優れた翻訳家が訳してくれるので、内容を読んで楽しみを得るのだ。
その後、コナンドイルの原文を読み下そうと努力するのである。

こういうことを考えても、日本の宝物 世界小説のさきがけといえる源氏物語が
ビギナー時代に 難解な古文解読に費やされるのはもったいないと思う。

そこで、偉大な事業に取り組んだのが瀬戸内寂聴さんである。
やはり英文翻訳でも思うが、訳するという作業自体 非常にセンスのいる仕事だ。
原文がすばらしくても、訳者によって左右される。
そういうことをしても、この現代訳は作者の読み下しと愛情を感じる名訳である。

名訳とはいえ、時代背景がわからないと少しおもしろくないことがある。
まず、この時代の歴史背景を最低限は知っておく必要があると思う。

まず源氏という姓だが、天皇の子供として生まれるが、臣籍降下といって
皇族を離れるとき受け取った姓であり、その子息が 鎌倉時代 源氏として武士の棟梁になる。
光源氏というくらいで、彼は臣籍降下した源氏であった。

この頃は、男と女の関係については、通い婚が一般的で、男が女のところに忍んでくというスタイルである。そのため、思いを伝える教養として和歌が使われ、源氏物語の中にも頻繁に現れる。

源氏物語は、今でも研究者の間で諸説百出のような状態だけれど、
やはり端的にいえば、お話である。
お話の本文は、読んで感じることだと思う。

源氏物語=古文=難しいと思われる方がいたら、ぜひ この瀬戸内寂聴さんの
源氏物語 現代訳を読んで 見たら良いと思う。

日本の文化がいかにすばらしいかを実感できる。
こんな素敵な古典の 現代訳本がもっと広まれば
国家の品格なんてくだらない本を読まずして 品格を取り戻せるはずである。

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