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ガダラの豚  中島らも

とにかく おもしろい本と聞かれたら中島らもさんのこれです。

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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この小説を読むのに、能書きや理屈は不要です。
ただひたすら走る疾走感、活字に身を任せるだけで
とにかく楽しい世界に入っていけます。

「呪術パワー・念で殺す」こんな小説を書く人気大学教授。大生部多一郎。
彼の回りで胡散臭い事件が、巻きおこります。

アフリカ呪術の研究の第一人者で、テレビの人気タレントでもある彼。
以前 アフリカの現地調査中、長女の志織が気球から落ちて死んで以来
アル中に。そして そこに居合わせた彼の妻も 今は精神的な病気から
新興宗教にのめりこむ。 新興宗教のインチキを暴き、妻を取り戻すため
奇術師のミラクルと 教祖の家に乗り込むが・・・
このシリーズは、3冊で構成されています。

1)新興宗教との対決編
  新興宗教から 妻を救え。

2)アフリカ編
  テレビ番組の企画で、大生部一家(多一郎・逸美・納)は助手の道満、
  超能力少年の清田、テレビ関係者とともにアフリカの「呪術者のみが暮らす村」
  クミナタトゥという村を訪れる。
  そこで出会う 村を支配する呪術者 バキリとの対面。
  バキリが使う重要なキジーツ(呪術のアイテム)は、なんと少女であった。
  大生部は、この少女を奪い取る。追うバキリの呪術を使った呪いが一行を襲う。
ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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3)大生部は少女を救い出し日本へ。
  バキリとの対決がまた始まる。
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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◆感想◆
本の名前からしてなんだか異様な世界。
【ガダラ】ってなんだ。という感じ。

【ガダラ】とは
それから、向こう岸、ガダラ人の地に着かれると、悪霊につかれたふたりの者が、墓場から出てきてイエスに出会った。彼らは手に負えない乱暴者で、誰もその辺の道を通ることができないほどであった。すると突然彼らは、叫んでいった。「神の子よ、あなたはわたしどもとなんの関わりがあるのです。まだその時ではないのに、ここにきてわたしどもを苦しめるのですか?」さてそこからはるか離れた所におびただしい豚の群れがかってあった。悪霊どもはイエスに願って言った。「もしもわたしどもをおいだされるなら、あの豚の群れの中につかわして下さい」そこでイエスが「行け」と言われると彼らはでていって豚のなかへ入り込んだ。すると、その群れ全体ががけから海へなだれを打って駆け下り、水の中で死んでしまった。(マタイによる福音書第八章)

ということによるものだそうです。

とにかく いかがわしい世界。新興宗教・精神病・奇術・アル中・呪術・超能力。
聞いているだけで、本当にいかがわしい。

この いかがわしい世界を、こんなに楽しいエンターテイメントに仕上げる
中島らもさんの才能に脱帽です。

まったく音楽のように、感覚的に楽しいという感じです。
理屈のない世界に、いられる自由を感じます。

1・2巻は 絶品です。
3巻は、ちょっと書きすぎちゃったかな。という感じで トーンダウンします。

1・2巻でも、話は完結していますので、スキッと終わりたい方は
ここで終わりにしたほうがいいのかも。

でも、1・2巻のおもしろさにひきづられて3巻も読んじゃうんですよね。

私なら 中島らもさんに、直木賞上げちゃっても良かったかな。
躁鬱病でアル中の 直木賞作家を見てみたかった。

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テーマ : オススメ本!!
ジャンル : 本・雑誌

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Author:pitschi
本を乱読する日々。
このごろテレビがつまらなくなったので
本を読んで 音楽聴いて PCしてます。

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