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覆面作家は二人いる 北村薫

覆面作家は二人いる (角川文庫)覆面作家は二人いる (角川文庫)
(1997/11)
北村 薫

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北村さんの【覆面作家は二人いる】です。
あの【円紫師匠】に続き 名探偵【新妻 千秋】を生み出したのでした。
このシリーズは、【覆面作家の愛の歌】・【覆面作家の夢の家】と続きます。

この本のお話は 覆面作家のクリスマス・眠る覆面作家・覆面作家は二人いるの3短編。

主人公 新妻千秋は、世田谷の豪邸に住む 非常に美しく、おしとやかな深窓の令嬢。
若干19歳で、ミステリー界に華麗にデビューする。
そこについたのが、若手編集者 岡部良介。
彼女の隠れたもうひとつの顔をみせられ七転八倒。
彼を混乱させながら、千秋嬢は鮮やかに謎を解き明かす。
彼女の隠された顔とは・・・・
北村さんは、キャラクター作りの天才だ。
お話(推理小説というより、まさに謎を含んだお話ですね。)の中に出てくる
キャラクター設計がかなり魅力的です。

この新妻千秋嬢も、大富豪の令嬢にして、家の中では非常におしとやかなお嬢様。
なのに、一歩 外の世界に出ただけで、まったく男っぽい言動、喧嘩の強い数々の
武勇伝を持つ人間に変身してしまうのだ。
【内弁慶】ならぬ【外弁慶】
それで、あざやかに事件を解決してしまう。
美人で、おしとやかで、活発で、聡明な名探偵なのです。


感想としては、まず 話の導入部が非常に面白い。
まず、北村さんが覆面作家だったことは知られていた。
そして、この話にも題が示すよう 主人公を覆面作家として登場させている。

導入部で、出版社に送られてきた応募原稿の名前が 【千秋】だった。
男にも女にも取れる名前。
北村さんも、覆面作家で 名前が【薫】だったから女の作家かと思われていたのだ。
こういうところが、なんともおしゃれで粋だ。

このシリーズは、円紫師匠シリーズと少し肌色が違い、
非常にコミカルでPOPに話が進んでいく。
軽やか楽しく読んでいるうちに読者は、本格な謎解きをさせられるのだ。
なんと心憎い演出なんだろう。

また、本格推理らしくホームズ・ワトソンの関係を取っているのも面白い。

円紫師匠と私・ 新妻千秋と岡部良介 ・ 巫 弓彦と姫宮あゆみ 【冬のオペラ】
名探偵も 脇を固める人間も非常にいきいきしていてる。
こんなところも、読みどころかと。

続編の【覆面作家の愛の歌】・【覆面作家の夢の家】も すっごく楽しく読めます。
特に夢の家は、ほのぼのして好きな本です。ぜひどうぞ。

覆面作家の愛の歌 (角川文庫)覆面作家の愛の歌 (角川文庫)
(1998/05)
北村 薫

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覆面作家の夢の家 (角川文庫)覆面作家の夢の家 (角川文庫)
(1999/10)
北村 薫

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